同一労働同一賃金施行前に問題点を見つけ出すには、現状の把握が大事です。
ここでは、同一労働同一賃金対策のための方法をお話しましょう。
現状把握のためのプロセス
まず、把握すべきことは現在の従業員数です。
次に正社員と非正規雇用者の割合を調べ、正確な人数を把握します。
非正規雇用者がいる場合、業務内容を調べましょう。
業務内容が正社員と同じものになっていないかどうかを調べ、問題がないか否かをチェックしましょう。
このとき、直接従業員から話を聞く他にも文書でまとめておくと、情報を把握しやすくなります。
この時点できちんと労働内容が区別されているのであれば、次は待遇や報酬内容をチェックしてください。
同一労働同一賃金では、給料以外に待遇も同一である必要があり、理不尽な待遇をしている場合は問題となります。
アルバイトや契約社員の待遇で正社員との違いを探し、その違いがきちんと合理的な理由に基づいているものかどうかをチェックしましょう。
この時点で全てが問題なければ、同一労働同一賃金において会社がすべきことは殆どありません。
問題があった場合
もし、待遇内容に同一労働同一賃金に抵触する恐れがあると思しきものがあるのなら、一度精査しましょう。
なぜこういった問題が発生したのか、いつ頃からこういった問題が発生したのかを調べ上げ、とことん追求します。
問題の原因が判明した後は、その解決に向けて行動する必要があります。
具体的な対策としては、給料のアップや待遇の改善ですが、それと同じく有識者に相談し、どういった問題があるのかをチェックして貰う必要があります。